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ECOサミット頒布予定同人誌サンプル『再録・夢を届けるもの』

12:00


どうもどうもこんばんわ、わんだーがーでんかんぱにー管理人『えいぷりる』です!
絶賛修羅場中です!!!

\(❀╹◡╹)/ウオオオオアアーーーッッ!!


いっそのこと発狂したらどんなに楽なのか!というぐらい修羅場過ぎてヤバイです!!
あれですよ、どれくらいやばいかって言いますと、
もはや仮病を使わざるを得ないかもしれないぐらいでして、
これ見よがしに数日コホコホ咳をしてたりする演技を始めてるぐらいですよええ。
/(❀╹◡╹)\えいぷりるさん超セコイ!!

でも実際病は気からとも言いますし、コホコホしてて本当に引いたりしたら目も当てられませんけどね!
とまあ、そんなどうでも良い進捗はさておいて。


前回の記事にて、ECOサミット2014に「わんだーがーでん書房」というブースを頂けたことと、

>このブログで一度アップしたSSの一つを、万人向けに再編集して再録する予定です。
>再録SSに関しましては、出来上がり次第サンプルとしてこちらのブログでも公開する予定です。

ということをご案内させて頂きました。

こちらに書かれてあります「サンプルとして公開する」短編が何とか書き上がりましたので、
今回はそちらの短編を、そっくりそのまま載せさせて頂こうと思います。

ですので、お暇な方は是非ご覧頂いてですね。


あわよくば、文章の校正にお付き合い下さればと思います!!
(サンプルという言葉をはき違えている例





それでは、ご覧頂きましょう。
頒布予定の同人誌「もしもアルマ達が±10歳になる飴をなめたら」に収録予定の短編。


タイトルは、『再録・夢を届けるもの』です。







師走も半ば、そろそろ町中にも鈴の音が聞こえ始めてきた年の瀬。
とある飛空庭では、走り回るほど忙しい主人を尻目に、パートナー達が思い思いにお茶を楽しんでいた。

そしてそろそろ話題とお茶が尽きてきた、そんな頃。
コーヒーカップをカチャリと置いたネコマタハートの桃が、ある一言をふと口に出した。

 「ねえバウ」
 「なんですか桃さん」
 「そういえばこの季節になると、街道にいる野良のバウ達が角を生やすよね。どうやって毎年角を付けているの?」

トナカイの角をこの時期だけ生やすバウは、端から見れば確かに異質。
それだけに、桃だけでなくお茶会に参加している他のパートナー達も、一様に回答者の方を向いた。
ひょっとして、サンタクロースの存在を信じているからだったりして……。
そんな、ある種夢のあるお話を期待していた一同は、その数秒後、とんでもない回答を耳にすることになる。

 「えっと、しゃべるくまのぬいぐるみさんが、毎年生やしにくるんですよ」

淡き夢を一瞬で壊してしまうような現実に、場の空気が凍り付いた。

 「そ、そ、それってつまりえっと、あのタイニーが毎年生やしにくるってこと……?」

思わず聞き返す桃。それに一つ頷いたバウは、続けて答えた。

 「えと、他の群れは分かりませんですけど、ぼくがいた群れはそうでした!」
 「そ、それじゃ、サンタクロースとかそういったのは?」

悲痛とも言える桃の問いかけにきょとんとした表情を見せたバウは、しばらく思考した後、ぽんと一つ手を叩いた。

 「サンタクロースさんって、毎年このじきにぼくたちをさらいに来る人のことですか?
  ぼくは、あの人たちは好きじゃないです……」

***

 「酷い話だと思わない!?」

ひそひそ声でそう切り出す桃。
当の本人であるバウは、家の外でちょうちょを追いかけ回していた。
こくりと頷いたプルル・アルマが続ける。

 「確かにこの時期は、毎年プレゼントの配達のクエストが人手不足みたいだし、
  野良バウの乱獲で足を確保してまで儲けようとする冒険者もいるんだろうね」
 「酷いね。夢を運ぶはずのクリスマスプレゼントが、裏でこんな悲劇を生んでいるなんて」

そう嘆いたのはブーフ・アルマ。

 「ミニーだって、お友達のウィリーがさらわれちゃったら、人間にふくしゅーしてやるって息まいちゃうのよう!」
 「ちょっとー、それはもうやらないって約束しなかったー?」

ミニー・ドゥ・アルマの発言に、桃が突っ込みを入れる。
今いるこの四人にバウを入れた五人が、先ほどのお茶会のメンバーだった。

 「ともかくも、今は野良じゃなくうちのバウについてだよ。
  『サンタクロースという夢』を信じる機会がなかったバウが、ちょっとかわいそうだとは思わない?」

そう主張する桃だったが、周りの反応は意外にも芳しくはなかった。

 「うーん、なんというか私は、居もしないサンタクロースを信じ込ませることに、あまり良いイメージを持ってないんだよね。
  それにサンタクロースだけが、夢というわけじゃないと思うし」
 「わたしも、ちょっと反対かな。
  今更サンタクロースをやるにしても、プレゼントを用意するには、あの人の手助けが必要になっちゃうと思うし。
  今、ただでさえ忙しいあの人の仕事をこれ以上増やすのは、わたしとしては賛成しづらいなあ」

それぞれの思惑から渋った反応を見せる、プルルとブーフ。
お茶会メンバーの賢人二人から色よい返事が来なかったことに、桃は思わずしょんぼりとしてしまう。
そしてその横では、ミニーが自分に発言が回ってこなかったことに少々憤りを感じていた。

 「ど、どうしてミニーには何も聞かないんですかぁ!」

ぱたぱたと両手を振り回しながらそう抗議するミニー。
戦力外と思われた部分から思わぬ助け船を得られるかも知れないと、桃はミニーの方へ向き直った。

 「じゃあミニーは、バウにサンタクロースからのプレゼントを上げたいと思う?」
 「勿論、ミニーはバウとお友達だし、お友達のためならがんばっちゃうのよぅ!」

そう息巻くミニーをみて、プルルがぴしゃりと一言。

 「じゃ聞くけど、バウが望むプレゼントが例えばホカホカ石だったとしたら、
  マルクトの船着場で鉱石を掘らないといけなくなったりするんだよ?」
 「ううっ、ミニー熱いのは苦手なのよぅ……」

無慈悲なプルルのツッコミで、ミニーの意思はやはりもろいと証明されてしまう。桃はがっくりとうなだれた。

 「ま、まあでも、その分クリスマスパーティーで盛り上がろうよ。
  気合いを入れて準備をすれば、あの人のねぎらいにもなるとおもうし!」

本当に主人ありきの考え方をするブーフを先導に、
その後はサンタクロースではなく、クリスマスパーティーの話へと移行していった。
ただ一人だけ、未だ頭の中で思考を張り巡らせていたものがいたようだったが。

***

ノーザン王国を経由してようやくたどり着くことができる、あらゆる知識や歴史が保管されている不思議な図書館。
所謂、エンシェントアークと呼ばれる巨大な図書館、そのとある一角で、桃はひたすらあごに手を当てて唸り続けていた。

 「プレゼントですか? なら、ぼくは一度でいいから絵本を読んでみたいです!」

あの後こっそりバウから聞いた、プレゼントの要望。
それはいつぞや主人から聞いた、守護魔シモツキのお話に感銘を受けた結果、生まれた願いだった。

 「絵本を買うお金が無くても、私がその絵本を作ってしまえばいいんだよね」

誰に聞かせるでもなくそう呟いた桃だったが、当然の如く絵本作りなどしたことなどあるわけもなく、
それどころか、一体どこから参考資料を引っ張ってくれば良いのかすら分からない。
広すぎる図書館を前に、桃は途方に暮れていた。

 「とりあえず児童向けの本棚を探せば、良い本が見つかるよね!」

そう自分を鼓舞すると、そのまま桃は児童書の棚から、手当たり次第に本を引き出し始めた。

***

 「うーーーーーっ!!」

そう唸りながら頭を掻きむしる桃。
エンシェントアークから本を何冊か借りてきた桃は、それから毎晩夜遅くまで机に向かっていた。
しかしその努力とは裏腹に、制作は思うように進まない。
絵本というのは文字通り、文章と絵で伝えたいことを表現するもの。
絵を描くことも文章を書く事も、どちらも人並み程度だった桃には、些か敷居の高い代物であった。

 「とにかく、少しでも進めないと、クリスマスに間に合わない!」

そう独り言を呟いた桃は、自分の頬をぺしぺし叩くと、もう一度机の上の真っ白なノートに挑み始めた。

 「…… ううん、あの様子じゃ、クリスマスにはとても間に合いそうもないのよぅ?」

悪戦苦闘する桃の後ろ側。柱の陰からちらりと覗く、うさぎの耳。
あんパンをかじりながら張り込みをする刑事のように、ミニーがにんじんをかじりながら、桃の様子を伺っていた。

 「うう、桃の決心がそんなに固いとは……。あんな事を言っちゃった手前、どうして良いか分からないじゃない……」

プルルも同じく柱の陰に隠れながら、頭を抱えていた。そんなプルルの肩に、側にいたブーフの手がぽんと乗せられる。

 「ねえみんな。わたしにちょっと面白い考えがあるんだけれど」

そう発言したブーフから告げられた、一つの案。
それは確かに現状を打破する妙案で、二人はその案に一も二もなく賛成をした。
机に向かい続ける桃を尻目に、三人は柱の陰でこっそりと目配せ頷き合うと、各々の分担をひそひそ声で決め始めた。
 
***

 「あらら、やっぱり終わらなかったんだ」

雪がしんしんと降る、クリスマスイブの夜。
連日夜なべをして絵本を作っていた桃は、当日であるにもかかわらず、
今日も机に向かって必死に制作に取りかかっていた。
しかし、結局完成を見ずして、机の上で寝息を立ててしまっている。
そんなことを、偵察に行ってきたミニーから報告を受けたプルルは、思わず苦笑をこぼした。

 「ホント、努力家だよね。私も見習わないと」

そんな事を言いながら、プルルはブーフの胸元に目をやった。

 「やっぱり、作っておいて正解だったのよう!」
 「うん。桃の本が完成しなかったのは残念だけど、その分私達も、『プレゼント』が出来るから」

ミニーのドヤ顔に微笑みながらそう答えたブーフは、胸元で抱えていた本を、そのままミニーへと差し出した。

 「それじゃ、手はず通りにね」

***



~~~


むかしむかし あるところに

とてもなかよしな 姉妹がいました。

母おやも 父おやも いませんでしたが

ときにたすけあい ときにはげましあって

なかよくたのしく くらしていました。


ある日 妹が 姉に言いました。

「おねえちゃん 絵本がほしい」と。

まわりのみんなは いつもたのしそうに

すきな絵本を よみ聞かせてくれる。

わたしも おかえしに

すてきな絵本を よんであげたい と。


しかし その姉妹には

絵本をかうお金さえ ありませんでした。

こまった姉は なやんだすえに

まいばん つくえにむかって

自分で絵本を 作りはじめました。

しかし 思うように いきません。


書いてはけし 描いてはけしを

まいばんまいばん くりかえし

ある日姉は つかれはて

つくえの上で ねてしまいました。


すると 姉のがんばりを見ていた どうぐたちが

姉のねているあいだに

絵本を作り始めたでは ありませんか!


だれよりかしこい 水色のえんぴつは

紙に文字を 書き上げました。


だれよりすてきな ぴんくのえふでは

紙に絵を 描き上げました。


だれよりやさしい しろいほんは

紙をたばねて 本にしました。


よく朝 姉が起きると

つくえの上に りっぱな絵本が ありました。

その絵本を 妹にプレゼントすると

妹はすごく よろこびました。


姉は かんしゃをしました。

絵本を書いてくれた 見ず知らずの人へ。

私たちのために 本を作ってくれて

ほんとうに ありがとう と。


つくえの上の えんぴつが

ことりと音を立て ころがりました。



~~~



机の上で朝を迎えてしまい、思わず飛び起きた桃の眼前。不自然に横に伸びた靴下が一つ。
その中には、こんな内容の絵本が入っていたのだった。

***

すがすがしいクリスマスの朝。
バウは枕元に置いてあった予想だにしないプレゼントを抱いて、文字通りはしゃぎ回っていた。
そんなバウを尻目に、桃は意味深な笑みを浮かべる三人の元へ向かう。

 「皆、本当にありがとう」
 「ん? 何の話かな?」
 「ミニー達には何のことだかさっぱりですよぅ?」
 「いや、『皆』じゃなかったね。お礼をいうのは『えんぴつ』さんと、『えふで』さんと、それから『ほん』さんに、だね」

三人はその言葉を聞いて、三者三様の笑顔を、桃へと向けた。

 「でも、多少なり協力しようとしていたミニーはともかく、
  あれだけ頑なだった二人まで、何故こんな手の込んだことをしたの?」

そういえば、と桃の口からついて出た疑問に、思わず頬を掻く二人。
そしてそんな質問に、二人ではなくミニーがドヤ顔で答えていた。

 「二人も、本心ではサンタさんになりたかったのよぅ!」

ミニーの答えは一見的外れなようだったが、
その実言い得て妙な回答で、二人は今度は思わず苦笑をする羽目になった。

 「まあ、あれだよね」

照れ隠しも兼ねて、プルルがふと思いついたことを口にする。

 「あの絵本は、バウに対しても、桃に対しても、そして私達にとっても……」

全員の顔を見渡し、一言。

 「『夢を届けるサンタクロース』からのプレゼントだったんだよ、きっとね」


空は、突き抜けるような快晴。素敵な素敵なクリスマスの本番は、まだ始まったばかりである。







以上!
2012年のクリスマス記事としてアップさせて頂いた、「夢を届けるもの」から、
卯月さん要素を全て抜き、ティラミスさん水陸さんは原作準拠にするとイメージが真逆になってしまうので省き、
登場キャラが足りなくなったので、ミニーを新たに追加して、
このブログを普段ご覧頂いていない方にも楽しんで頂けるよう、再編をさせて頂きました!

※ 尚、この文章はブログ用に改行等を編集したものでございます。また、再度校正を入れさせて頂く予定です。
よって、実際に収録される短編と少々異なる場合がございます。予めご了承下さい。


収録する際は、空白の改行は殆どなくなりますし、
普通のラノベと同じ感じで読んで頂けるようになっているかと思います!


えー、そして、誤字脱字、変な単語や発言等ございませんでしたでしょうか!!
もしございましたら、匿名で構いませんので、即座にコメント欄に報告を頂ければと思います!
光の速さで修正させて頂きます!(?

サンプルを見せることで校正を丸投げするスタイル、とっても横着ですねすいません(


えーとですね、頒布予定の同人誌「もしもアルマ達が±10歳になる飴をなめたら」には、
こんな感じのお話が、この「再録・夢を届けるもの」を含めて5つほど収録される予定です。
(尚、締め切りに間に合わなければ4つほどになる可能性がございます)

中には、エミドラアルマさんが誰かにキスしてたり、
デスさんが紙芝居屋さんをはっ倒しているシーンなんていうのも収録されるかも知れません!
後、この「再録・夢を届けるもの」は三人称視点でお堅く書かせて頂きましたが、
中には一人称視点でやんわりとした文章もある、はず、です。

えー、現在幾重にも重なった死亡フラグを何とかかいくぐりながら、鋭意執筆中でございますので、
是非ともご期待下さればと、思います!!



ではでは、近々「やった!原稿倒した!第三部完!!」という
喜びのお知らせが出来る事を祈りつつ……!



コメント

  1. おおお、素敵です!
    こういう文が書けたらいいなあ・・・。
    製作、がんばってくださいね!

  2. >鴨太郎さん
    ありがとうございます!
    まだまだ自分でも消化し切れてない気持ちで一杯なんですが、そう言って頂けたなら冥利に尽きます!
    是非是非、頑張らせて頂きますです!!

  3. とうとうECOサミットも再来週になっちゃいましたね!
    調子の方は……ええ、Twitterの方で逐一確認させていただいていますがなかなかの強敵なようですね原稿は……。
    あまりプレッシャーを与えることは好きではないのですが、こんな素敵なお話しをサンプルで提示され、さらにこのようなお話が他にもいくつか掲載されるってんだから
    あえて言います、超楽しみにしています!ヾ(❀╹◡╹)ノ゙
    過度な無理はしちゃだめですよ? 身体には替えがないんですから。
    適度に無理して頑張ってください。コホコホの咳をフンツァバブファッツハーバとか大げさな咳にしてみたりとか(❀╹◡╹)

  4. >コルトさん
    来週になっちゃいましたねー;
    いやはや、諸手を挙げて開催を心待ち!って出来ないのが辛いところです……。

    ちなみにお話の内容はこのサンプルと同じようなほっこり系だけでなく、ギャグ系とかも混ざる予定なので!!あまり過度な期待は厳禁です!!(
    まああれですね、フンツァバブファッツハーバで頑張ろうと思います!フンツァバブファッツハーバ!!
    口に出そうとすると噛んでしまう咳の単語ってどうかと思いますけどね!!!(((

  5. >>「とりあえず児童向けの本棚を探せば、良い本が見つかるよね!」
    エンシェントアークでマンガ系統の本がないと唸っているNPCがいたような・・・

  6. >匿名の方
    おお、そうだったのですか……!
    アクセスも遠いところですし、ちょっと場所を変えようと思います、ご助言ありがとうございます……!

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