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卯月家のエイプリルフール その3 「2月はモーモーがいたから実は替え辛かった」

16:00


前回の記事はこちらです。
また、初回の記事はこちらです。





14-3-1.jpg



うちひしがれた私の前に、キリカさんとチルハさんの二人が現れた。



 「どうしたの?元気ないよ?」

 「……何か、あったの?」

 「…………」



家族から、別れを告げられた。
そのショックから立ち直ることが出来ずに、私はそんな二人の言葉に、反応を返すことすら出来なかった。



 「……大丈夫?」

 「おーーい、見えてるー?」

 「…………」



……反応を返すことすら、出来なかった、はず、なのだが。




14-3-2.jpg



 「おかしいなあ、普段とは明らかに様子がおかしいよ?キリカちゃん」

 「……そうだね、何かあったのかも、チルハちゃん」

 「…………?」



物凄い違和感を覚えて、私はふと二人の顔を見比べる。






14-3-4.jpg



 「ん?どうしたの遥ちゃん」



そう答える、黒いゴスロリ服に身を包んだ黒羽根のタイタ。






14-3-3.jpg



 「……元気に、なった?」



そう答える、和服装束に身を包んだ白羽根のタイタ。


強烈な違和感。



 「なんか、悩みでもあったの?」

 「……力に、なるよ?」

 「いや、あの、えっと…………」



一拍おいて、私は浮かんだ疑問をそのまま二人に投げかけた。





 「キャラ、反対じゃない……?」




 「……どういう、こと?」

 「おかしな事言うなあ、何が反対なの?」




14-3-5.jpg



いや、あなたたちのその受け答えなんだけれど。
そう伝えても、二人は首をかしげるだけ。



 「そんな事言われても……」

 「……これが、普通だよ……?」



いやいやいやいや、普通じゃないですって、どう見てもおかしいですって。
そう言おうとしたことを察したのか、饒舌なチルハさんがこんなことを言い始めた。




 「ていうかさ、遥ちゃんって、以前私たちの名前を取り違えたこと、あったよね?」

 「いや、まああったかもしれないけど」

 「……ん。確か、ECO内で突っ込まれて密かに直してた……」

 「つまり、私たちの顔と名前、実はまだ一致してないとかあるんじゃない?」

 「いやいや、あのときはまだチルハさんが出たてだったし、今はそんな事は……」



そんな事は……とは言ったものの、いざ改めて問われてみると、一瞬答えに迷ったりする自分がいることに驚く。
2秒考えればどちらがどちらかとはさっと言えるのだが、
1秒目……どちらがどちらだったのか悩んだりすることは、未だにあったりする。



 「……今でも、あるんじゃない?」

 「その顔だと、ありそうだよね」

 「う……っ」

 「つまり、今まで間違えて覚えてたって事じゃない?」

 「い、いや、いやでも、ブログのプロフィール欄にしっかりと書いてあるよ!?
  ほら!!!



そうやって見せるブログの右側カラムには、
しっかりと和服タイタがチルハ、黒服タイタがキリカと書かれてあった。
(エイプリルフールネタの一環として、一時的にプロフィール欄を変更しておりました。
現在は通常通りとなっております)





14-3-2.jpg



 「うん、しっかりと書かれてあるね……」

 「……もう一回、自分で自分のブログを読み返してみるといいの……」

 「あれ?あれ?あれれれれ?」



唯一のよりどころとしてきた部分から突きつけられたNOに、私の頭はもうパニック寸前だった。



 「……?…………?………………?」

 「……混乱、してる」

 「そ、そりゃ混乱するというかなんというか、え?あれ?
  私まさか時々2人のこと取り違えて……た?」

 「うん。ブログの撮影中とかで、ちょっと突っ込むヒマなかったんだけど、
  今日は本当にその取り違えが顕著だったから、つい突っ込んじゃったんだよね」

 「……結構……失礼だよね」

 「…………いやあの、ご、ごめんなさい……」



腑に落ちない点がいっぱいあるものの、先ほどの離別宣言のショックもあって、つい口に出てしまった謝罪発言。
それを聞いた二人は一安心といった様子で、



 「……ん」

 「まあ、許してあげましょう」



と述べた後に、




14-3-4.jpg



 「でもアレだよね。ここまで失礼なことをしたんだし、少しぐらいはブログの出番増やして欲しいよね」

 「……ん」



と、ちゃっかり自分たちの要求を通そうとする。



 「いやあ、二人とは最近合ってなかったから分からないかもしれないけれど、私ホント忙しかったんだって。
  聞いてよ、びっくりしたんだけどね、去年のECO祭で運営ブースにロアルマの卓上カレンダー売ってたの」

 「うん」

 「そのカレンダーをずっと机の上に置いてたんだけどね。
  つい先日見たら、なんとそのカレンダー2月のままだったんだよね。
  どれだけデスクに座らずに必死にいろいろなことやってたんだって話だよ、全く……」

 「……うわぁ……」

 「ね?苦労がうかがえるでしょ?
  ブログだってデスクに座らなきゃ更新出来ないんだから」



そんな苦労話を聞かせてみる。



 「でもネタには事書いてなかったりするんじゃないの?」

 「まあねー。先日とか、もんじゃ久々に食べに行ったんだけどね。
  何年ぶりぐらいかなあ、軽く5~6年は経ってたの。で、焼き方とか全然覚えてなかったんだよね。
  それで、さらにおなかがすいてた私は、とりあえず材料で土手作って汁流し込めば大丈夫だろうと思って、
  そのまま汁を入れたらだばぁしちゃって」

 「……うわぁ」

 「そりゃそうなるでしょうよ……」

 「でね。悔しかったから、帰ってから『もんじゃ 失敗』で調べてみたんだ。
  そうしたら、なんと何が引っかかったと思う?」

 「……?」



首をかしげるチル……いや、キリカさんだった、危ない危ない。



 「『失敗も捨てたもんじゃない!若い人への提言!』みたいなのが引っかかっちゃってさー。
  いや、そういう検索をしたんじゃないから!違うから!!
  みたいなツッコミを画面にしちゃったんだよねー」

 「妙なのが引っかかっちゃったんだね……」



そう言ってクスクスと笑っていたキ……えっと、チルハさんは、ふと気づいたことを口にした。



 「でも、それを今ココで話しちゃって、いいの?
  大事なネタの一つだったんじゃ……」

 「……あっ」

 「……」



\(^o^)/





14-3-6.jpg



 「ま、まぁ、いろいろと大変そうなのは分かったから、まあ、がんばってね」

 「……体、壊さないようにね」



ネタを放出させたのは自分たちにも非があると思ったのか、会話を切り上げてそそくさと立ち去る2人。
そしてまた取り残された私は、先ほどの離別宣言を思い出して、また鬱になるのだった。






次の記事はこちらです。



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